各反社裁判における裁判所の判断材料

各裁判において三崎優太さんに反社とのつながりがあるか判断する材料となったのは「和解契約書」「街宣車」「越山晃次さんの証言」の3つです。

それぞれ反社とのつながりがないと判断された根拠が異なるため、詳しく解説していきます。

和解契約書

裁判において重要視されたのは、三崎優太さんが作成した和解契約書の存在です。和解契約書には、反社とのつながりが分かる内容が記載されていたため、この書類が正式なものかどうかが争点となっていました。

しかし、和解契約書は三崎優太さんがかつて脱税を疑われた際、架空の経費を計上するために捏造したものです。

つまり、和解契約書は正式なものではなく、反社とのつながりを示す証拠にはなりません。事実として三崎優太さんは脱税容疑で逮捕されており、自身も罪を認め、つぐなっています。

シエル社におしかけた街宣車

三崎優太さんの会社とライバル関係にあったシエル社におしかけた街宣車の存在は、裁判において非常に重要なポイントとなりました。特に日刊ゲンダイとの一審で敗訴した要因について、詳しく解説します。

まず、シエル社の周辺に街宣車が来たのは事実です。現在は削除されていますが、匿名アカウントからYouTubeに動画がアップされており、街宣車の存在を確認できます。

次に、三崎優太さんが街宣車の存在を認識していたことが敗訴につながるポイントとなりました。

和解契約書には「街宣車をシエル社の入居するビル付近に押しかけさせた」といった内容が記されており、この書類を作成したということは、街宣車の存在を知っていたことになります。

そのうえで、脱税を逃れるために反社勢力とのつながりを捏造するのは問題であると判断されたのです。

越山晃次さんの証言は一貫しており、三崎優太さんが街宣車について話したことはないという主張が採用されませんでした。

よって日刊ゲンダイとの一審では、敗訴することになります。

しかし、ニ審において青汁王子が提出した別の証拠により、反社とのつながりがないことが認められ、和解が成立しました。

越山晃次の証言

越山晃次さんは裁判にて「2016年8月に三崎優太さんに街宣車の存在を知らされた。教えてもらった内容をもとに調べると、街宣車の動画を確認できた。反社勢力との関わりがあると知っていれば、株式譲渡は行わなかった」と証言しています。

しかし株式譲渡が正式に行われたのは、2016年の8月以降です。さらに、越山晃次さんは2017年に結婚式のスピーチを自ら三崎優太さんに依頼しています。

つまり、越山晃次さんの証言が正しければ、三崎優太さんが反社とつながりがあると分かったうえで、株式の譲渡や結婚式のスピーチを依頼していることになるのです。このことから、越山晃次さんの証言が矛盾しているのが分かります。

さいごに

三崎優太さんが反社交際しているという情報は、そのような事実が一切なかったにもかかわらず、多くの人に拡散されてしまいました。現代ではテレビやSNSの普及により、デマの情報に惑わされやすくなっています。

また、正しい情報かどうかをせず拡散する行為も、風評被害を拡大させる要因の一つでしょう。私たちは情報に惑わされないようにしなければなりません。

そのためにも、現代人は幅広く信頼性の高い情報を集め、情報が正しいかどうか見極める力を養うことが求められるでしょう。

 

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